「おい、。どこ行くんだ?」





「ん?今日は雨の日だからさ」





あめ






「は?どういう意味?」






「あー・・・それは直分かるよ」






「??」






心底分からないといった表情のティキを置いて




は部屋から出て行ってしまった。





















ティキ!!






どたどたとレロを携えたロードがティキの部屋に入ってくる





珍しく慌てているようだ





「おい、ロード。また勝手にレロ持ち出したりして千年公に「
それどこじゃないんだよォ!!がっ!!!





「っ!!がどうしたって!?」





「わかんないけど、ずぶ濡れで外に倒れてたんだって!!」






ロード言葉を聞いてティキは部屋の扉を乱暴に開けて、飛び出すように駆けていった

















っ!!」





「お?ティキ、どーしたの?そんな血相変えて」





を心配してココまで走ってきたティキだったが存外平気そうなの様子に



一気に脱力した。






「あのな、お前どうしたじゃねぇだろうが。俺がどれだけ心配したと「ごめん」は?」





「だから、ごめんね。心配かけて・・・」





「いや・・・そんな素直に謝られると怒る気もうせるっつーか・・


 で?容態はどうなんだよ」






「ん?あーいまはそんなんでもないかな。



 どーせ只の風邪だし







「は?風邪?」





そ、風邪




・・・・・・・




十分な間を空けてティキが「はーっ」とため息をつく






「情けねぇな〜最古の人類と言われるノアの血を受け継ぐものが、たかが風邪くれーでぶっ倒れるなんてよ」





「るさいなー、ノアだって人間でしょうよ。一応は。


 それに、私はティキと違ってか弱いのよ





「ほー・・・こないだエクソシスト3人。叩き伏せてたのはどこのお嬢さんだったか






「さぁ?どこのお嬢さんかしら、それは。少なくとも私には出来ないわね。

 なんなら試してみましょうか?






遠慮させてもらいマース・・・・

 
 ま、大丈夫なんだったら心配いらねーな。ゆっくり養生しろよー」






「そりゃどーも」






後ろ手に手を振ってドアへと近づいていくティキ






「ティキ!!」






「あ?」






「ありがとね」







「おぅ」











いいながらティキはドアを開けて去っていった。




















「ありがとう・・・ティキ・・・ごめんね」














あとがき(という名の懺悔)


最近短編更新ラッシュのごまです。
なんかかなーり意味不明の小説になってますねー・・・
でも、これ実はつづきものだったりします(マジで?
次で彼女がどうして、雨の日に出かけたのか
どうして彼女が・・・
といった感じの気になる展開が暴かれていきます!!
もしかしたら、タンポポの花言葉が分かれば次が分かってくるかもしれません。
んでは、乞うご期待!!

by ごま