ぶっちゃけた話人の死なんてどうでもよかった。
自分達は毎日のように仕事で
罪のない人や
そこそこ悪事を働いた人間
自分達にとって邪魔になる人間を消してきた
どの任務も自分達にとっては
軽いキケンを伴ったとしても
赤ん坊の首を締めることより簡単で
それこそ人の命なんて
目に見える小さな営みとしか感じ取れなかった
そう、貴方が死んでしまうまで
「・・・スクアーロが・・・死んだ?」
「うん。アイツ鮫のエサになって死んだ。バカみてー」
目の前でしししと笑うベルだけど
どうして?
いつもの私だったら薄く笑って「そうだね」って言えたかもしれない
でも今日はその言葉も出ない
変わりに胸の中にあるのは、痛みを伴った悲しみ
貴方が死ななければ
こんな思いをしなかったのに