いわないで



その言葉











聖少女領域












。エクソシストを辞めろ」












そう続く彼の言葉が私の思考を止める






ちょっと出かけよう






彼に言われ付いて行った先で言われた言葉









「俺と一緒に行こう。
  
 お前なら千年公も許してくれる」










微笑みかけて語りかけてくれる彼の言葉は




悲しいくらいに嬉しくて











「俺は・・お前とは戦いたくない」







だから、一緒に行こう



彼と一緒に生きていける



それは私にとっては至福過ぎること







でもそれは、共に戦ってきた仲間への明白な裏切り



私の中の微かな棘が彼への思いを邪魔する











仲間を裏切る事になっても




今までの全てを断ち切ることになっても



彼に



デビットに言われてしまえば私は全てを捨てるだろう








だから




いわないでその言葉














・・・お前を愛してる」















あなたへの愛は決して断ち切れない鎖のようで