「大丈夫ですか、六道先生」
「クフッ・・・アレだけ全力でメスの攻撃を放っておきながらよくそんなこと言えますね・・・・
先生貴方、無線で先生全員呼んだでしょう
先生方の物凄くいい笑顔が僕の脳裏に焼きついているのですが」
「呼びましたよ。
だって5組の生徒が尊い犠牲になるところだったじゃないですか
5組の生徒の為に先生方は涙を飲んで六道先生を攻撃したんですよ」
「代わりに僕という存在のいろんなものが犠牲になったんですが
涙を飲んだのはぶっちゃけ僕だけだった気がするんですが」
「別にいいんじゃないですか?もとから会ってないようなものですし
ぶっちゃけ涙を飲んだのは六道先生だけかもしれません」
「鬼ですね。あなた鬼ですね先生
いつから貴方の心はそんな氷のようになったんですか。雲雀先生に洗脳でもされたんですか?!
それならこれにも頷けますよ。えぇ納得です
通常の先生であれば、未だ教室の床に倒れ伏している僕を見捨てずに
その聖母のような心と豊かな胸で僕を包み込んでくれるはずです」
「私は元からこんなものですが。私が仮に聖母だったとしても、貴方は願い下げです六道先生。
っていうか、貴方元気じゃないですか。とっとと起きてください、邪魔です」
「クッ・・・先生の容赦ない言葉による攻撃に僕の心はリタイア寸前です」
「どうぞ、リタイアしてください
そしてそのまま人生もリタイアしてくださって結構です
っていうか、早く起きろ。
あ、斉藤君邪魔だったら踏んで行っていいから」
「そんな冷たい態度の先生も愛しt・・・グハッ!!
誰ですか!?今踏んで行ったのは!?
今いいセリフのところだったのに、オイコラ斉藤ォォォォ!!!」
「私としては不快な単語を聞く前に斉藤君が防いでくれたので斉藤君を賞賛したい所です
今から斉藤君に復讐しようとするのならば、この無線が間接的に貴方に輪廻を体験させてくれますが、いかがでしょう?」
「止めてください、超止めて下さい
それってもしかしなくてももう一度先生がた召喚しようとしてますよね?
死にますから。多分もう輪廻も巡れませんよ僕」
「それは良かったです
もう元気のようですからとっとと職員室まで来てください
ミーティングありますから」
「クフフフ、解りました」
輪廻の淵から、六道先生
(クフフ・・舞い戻ってきましたよ)
戻
|