「六道先生」 「なんですか?先生 僕への愛の告白ですか?でしたら喜んで・・」 「違います」 「即答ですか」 「少しでも悩むそぶりを見せたら勘違いして暴走始めるでしょう貴方」 「クフフ・・・僕の事をよく解っていらっしゃるじゃありませんか さすが先生です」 「気色悪い事言ってないでとっとと私の話を聞き入れてください」 「そうでしたね。 僕への愛の告白ではないとすると、もしや悪質なストーカーに悩まされているとか? でしたら今すぐ僕がソイツを消して差し上げますが」 「違います。ストーカーはあながち間違っていませんが 悪質なストーカーを消してくれるということですので、お言葉に甘えてとっとと私の前から消えてください、六道先生」 「おや?それってどういうことですか? 僕がストーカーとでも?いやいや、違いますよ先生 僕のはストーカーではなくて、貴方の事を日夜プライベートまで侵入して見守っているだけですよ」 「人のプライベート侵入するのがストーカーではないと言い張れる貴方はもうダメだと思います。 違いますからちゃんと私の話を聞いてください。 次話脱線させたら、学校中の全先生貴方の所へ派遣しますよ」 「止めてください、超止めてください。特に赤屍先生と綱吉先生は止めてください あの2人マジで僕を殺りに来ますから」 「じゃあ、ちゃんと話を聞け それで本題なんですが、六道先生のそのナポー頭どうにかなりませんか?」 「おや、随分唐突ですね。 僕のこのトレードマークでありチャームポイントであるこの髪型が一体どうしたというんです? はっ!もしや、コノ髪型が流行するのを雲雀先生あたりが妬んで・・・!!」 「違ぇよ。また脱線しそうじゃないですか 違うんです、苦情が来てるんです」 「苦情? 僕のこの高貴な髪型に苦情をつけるなんていい度胸ですね 一体どこの命知らずですか」 「今正に殺りにいかんと言わんばかりの貴方にそんなこと言えません むしろ殺りに行こうとしていなくても教えませんけど 苦情っていうのはですね、六道先生のナポー頭のせいで黒板が見えないとの事です」 「ほう」 「他にも『六道先生笑い方イヤだ』とか『死ねカス』『いい加減のストーカー止めなよ』など色々な殺意の篭った苦情が届いてますよ」 「なんですか、髪型に続いて僕の笑い方まで否定ですか。何様ですかその輩は っていうか、さりげなく後のほう絶対に雲雀先生ですよね?絶対そうですよね? しかもザンザス先生に至っては苦情ですらないじゃないですか、ナチュラルに暴言じゃないですか」 「で、どうでもいいですけどどうにかなりませんか?」 「さりげなく流されて傷つきました。僕のガラスのハートは今正に砕け散る勢いです」 「どうぞ砕けてください。そしてとっととどうにかしてください」 「解りました、先生のお望みどおりどうにかして差し上げましょう」 「あれ?六道先生トライデント構えてませんか? ちょ、ドコ行く気ですか?おい、ちょっと待てよ六道ォオオオ!!」 「クフフ、どうやら先程の苦情とやらは僕が担当している数学のクラスのようですので ちょっとばかし殺り・・・クフンクフン・・教育的指導を施しに」 「おい、ちょっと今激しく危険な単語が・・!!って、オイ!!廊下を走るなァァァアア!! あ、レヴィ(清掃員)が轢かれた・・・」 「クハハハハハハッ!!!」 「ってか、ヤバイ生徒の危機だ!! (無線取り出し)全校先生に告ぎます!六道先生が暴走しました、5組の生徒が危険です!! 全校の先生は至急六道先生を止めに(殺りに)向かってください!!!(無線切り) ふぅ・・私も5組へ急がなくちゃ!!」 そして心の中で一言 さよなら、六道先生。 (綱吉先生と雲雀先生はきっと容赦しないだろうなぁ・・・)
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