「最近おかしいんですよ、私」
「何がよ?」
かちゃり、と音を立ててが手に持っていたティーカップをソーサに置く
一緒に優雅な午後のひと時を過ごしていたルッスーリアは、首を傾げながらの顔を見つめた
顔を顰めながら、はぽつぽつと語りだす
「何なんだろう・・・
スクアーロがですね・・・」
「恋ね」
「ええええええ?!
ま、まだ何も言ってない・・・」
「そんなん決まってるじゃない!
女が男を思って何か自分がおかしいと思う・・・恋よ!!」
「そ、そうなんですかねぇ・・・?」
きょとんと首を傾げてルッスーリアに聞き返すも、ヒートアップしたルッスーリアは
サングラスの奥の瞳を輝かせながらに詰め寄った
「で、で?
何があったの?」
「い、いや特に何かあったという訳でも・・・ないんですけど・・・」
「そんなはずないわよ!
きっと何かあったはずだわ!ひねり出すのよ!
ガールズトークなんて私とあなたしか出来ないんだから!」
ルッスーリアは男である
だが、突っ込む人はこの場にはいないのでこのまま話は進む
「ええええ・・・・
そ、そうですね・・・このあいだ任務に行ったときに・・・」
「うんうん」
「う゛お゛ぉい!!!!
いるかぁ?!」
「「!!」」
ばぁん!とテラスの扉が開く
扉の開いた音の大きさもさることながら、それにも負けない声量で男の声が響きわたった
この濁点の多いガラの悪い声・・・まさしくとルッスーリアが話をしていたスクアーロその人である
突然のスクアーロ本人の登場に、とルッスーリアは固まった
「ここにいたのかぁ
!なんで、ルッスーリアてめぇも一緒にいるんだぁ?!」
「失礼ね!
いいじゃない、私とで女の子の話をしてたのよ!」
「う゛お゛ぉい!てめぇは男だろぉがぁ!!」
「心は女よっ!!」
胸を張って言うルッスーリアの奥で、スクアーロの登場には一人俯いていた
スクアーロはルッスーリアを適当にあしらうと、へと向き直る
「おい、」
「!は、はい?!」
「?
なに焦ってんだぁ?しかもお前顔が赤いぞぉ?」
「!!!!」
ぴとりとスクアーロに額に手を当てられがフリーズする
それを見ていたルッスーリアが「まぁ」と嬉しそうに声を上げたが聞いていた者はいなかった
さらにの顔が赤くなる
「っっ!!」
「!う゛お゛ぉい!!!
お前どこ行くんだぁ!?」
ばっとスクアーロの手を振り払って、先刻スクアーロが入ってきた扉から逃げるようには飛び出す
残されたスクアーロは訳が分からないと言ったような顔で、その場に固まった
「・・・オレなんかしたかぁ・・・?」
「ふふふ・・・青春よ、青春」
「はぁ?」
「まぁ、いいわ
鈍鮫はとっとと追っかけなさい」
「意味分かんねえ!!!」
これが恋なのでしょうか?
(よく分からない・・・)
(う゛お゛ぉい!!!!!)
(っ!!!こ、来ないでください!!)
(!?俺お前になんかしたかぁ?!)
後書き
ぐっだぐだ\(^0^)/
拷問吏の話がまとまらないので自分の中でのまとめみたいな感じです
拷問吏とスクアーロがらぶらぶ(死語)する話を書いてみたいものです
甘いのってどうやって書くんですかね・・・文章もさりげなくあれですよね、スランプですよね
最近まとまりなくてホント申し訳ないです・・・