暴走!!かるた大会!


「ロイヤルストレートフラッシュです」

うっそぉ!!また!?

「また僕の勝ちですね」

そういってアレンはニッコリと微笑んだ。

「アレン強すぎだよ!いくら、クロスの修行の時に強くなったって言ってもさー!」

とアレンに文句を言う

傍から見たらほほえましい光景なのかもしれないが

にしてみれば正に己のプライドを賭けた一騎打ちなのだ(大げさな)


「ん?なにしてるんさ、2人とも」

と後ろから聞き覚えのある声が聞こえ振り向くとそこには

任務から帰って来たのだろうラビと神田がいた。


「今、アレンとポーカーで勝負してたんだけど、アレンが全然手加減無しでさー」


「ふ〜ん。何かおもしろそうさ、俺たちも混ぜてくれよ」

なっ!俺は別に・・・

拒否をする神田に

「ダメ!神田も強制参加だよ!」

と言いながら神田の腕をグイッと引っ張った。


神田の顔が少し赤くなる。

そして、神田に突き刺さる2対の視線

アレンからは黒いオーラが出ている。


「ん?どしたの、2人とも」

「「いや、なんでもない(です)さ」」


見事にハモる2人。


「ところで、何するんですか?ポーカーとか「ダメ!


アレンの言葉を遮り、が叫んだ。


「どうしてです?」


「トランプだとアレンがイカサマできるでしょ。

 だから、コレで勝負だ!!


ドラえもん風が団服のポケットから取り出したのはカルタだった。


「何です?ソレ」


「何!アレンはカルタを知らないのか!」


「あーはいはーい、俺も知らないさ」


なぬっ!!仕方がない私が説明しよう!」


少しふんぞり返りながらが説明をはじめる。


「こっちが絵札、んでこっちが文字札。

 文字札の最初の文字が書いてある絵札を取るの。簡単でしょ」


「へぇ〜」

「まぁ、やってみればわかるだろ」


理解したのか理解していないのか分からないが、


かるた大会がこの教団の談話室で開催される事になった。



「んじゃー私読み手やるね」


そう言っては文字札を取る

が文字札を並べ替えていると、男性陣のほうに動きがあった。


「なぁ」

と声を潜めてラビ。

「なんです?」

「せっかくだからさ、何か賭けようぜ」

「ふん。くだらねぇ」

何ですか、神田。怖いんですか

「なっ!モヤシてめぇ!!」

「まぁまぁ、喧嘩すんなって。んでさ、賭けるのはなんてどうさ?」

をですか?」

「そ、アヤ。コレに勝った奴だけ一週間を独り占めにできるんさ」

「へぇーいいですね」

と早速乗り気のアレン。

という単語を聞いて少しやる気になった神田。

「あれ、神田はやらないんじゃなかったんですか?」

「誰もそんな事言ってねーだろ。モヤシヤローなんかにを渡せるか」


神田も参戦で、男性陣が火花を散らしている。


「よしっ!じゃあそろそろやろう!」


とアヤの声が聞こえ各々札を取りやすい位置に座った。

ピリピリとした緊張感が漂う。


「んじゃ読むよー。えーごほん、かんだくん ソバしか食べない かんだくん


ずるぅと、こける神田たち。


、なんだソレは」


「え、カルタ


「それは、分かってんだよ!!文だよ、文!!」


の答えに半ギレの神田。


「え、あーだってそう書いてあるんだもん」


ビシぃと神田の目の前まで札を突きつける。

本当に書いてある。


「その、カルタ何処で手に入れた?」


「え?コレ?コムイ提供だよ


アイツかぁぁぁ!!!


と神田が妙な論争を繰り広げている間に

ドゴォッ!

と大きな音がした。


音のした方向に顔を向けると、アレンのイノセンスが発動し札を見事キャッチしていた。


「これで、1枚目ですね」


アレンのほうは爽やか笑顔だが、ラビは隣で固まっている。


「1枚目じゃねぇよ!!そんなんで俺たちが札を取れるか!!」


何とかなりますよ。
 
 それに、このゲームは札を速く取って多く集めた人の勝ちなんでしょう?」


「何とかなるか!!てめぇがその気なら俺だってなぁ・・・(イノセンス発動!)」


「っは!!アレン、卑怯さ!ソレだったら俺だって・・・(イノセンス発動!)」


3人ともイノセンスを発動しもはやカルタどころの騒ぎではない。


しかも、3人がこんな所で暴れたら、談話室は壊滅だ。


「えーっと・・・どうしよう・・・あっ!そうだ、リィナリィー!!!


そうアヤが叫ぶと2秒程


「何!どうしたの!!」


と言ってリナリーがやってきた。


「うん。実はかくかくしかじかで」


「そう、分かったわ。小説は便利でいいわね


の適当な説明(?)で伝わったのかリナリーは頷くと


イノセンスを解放して一触即発の状態の3人の近くまで行き


絶対零度の微笑で


何してるの?アレン君、ラビ、神田


と言った。

リナリーの気配に硬直する3人。

ギギギと人形のように首だけを動かしゆっくりとリナリーを見る。

口は笑みの形だが目が、目が笑っていない


(((こわっ!!!)))


「談話室で、イノセンス使って暴れようだなんて

 しかも、あまつさえ勝者には一週間独り占め?っは!何言ってるのかしら


(((心を読まれた?!!)))


リナリーに心の中を読まれ、しかもその考えを鼻で笑われ一蹴される。


「一週間に近づかないで、近づいたら・・・


近づいたら何?!と恐ろしい部分で言葉を切られ恐怖を覚える3人。


リナリーはいつもの笑みに戻ると


「いきましょう、


「え・・・でもアレン達は・・?」


「いいのよ、あんなの。それより早く行きましょう」


の背を押しながら談話室を出て行った。






このあと、絶対にリナリーには逆らえないと悟った3人だった。

 


あとがき(と言うなの謝罪)

露梨 璃亜様に捧ぐ相互記念夢。
リクエストはオールキャラのギャグということで書かせていただいたものですが
管理人オールキャラの意味理解しているのでしょうか・・・・
こんな、作品ですがもらってやってください。
相互ありがとうございました!!